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オペラにまつわるすべてを通してオペラの普及に努めます

 ニュ-・オペラ・プロダクション(NOP)は、NHKで30年、主としてテレビのオペラ番組を担当したディレクタ-の杉理一が定年退職後、90年6月に設立したプロダクションです。杉が在職中に培ったオペラ制作、演出のノウハウと豊富な人脈、それに、二期会オペラ・スタジオ演出講師歴25年の経験も生かして、日本オペラ界の中堅、新進歌手、スタッフ達に活躍し力を磨いて行く場を少しでも多く提供することを目的としています。
 常に小規模ながら、意欲的で良質の自主オペラ公演を企画制作する一方、各地の市民オペラ団体に協力し公演を成功に導いた数々の実績を積み上げて来ました。その他、声楽コンサートの制作、オペラの映像収録、字幕制作等の仕事も合わせて、日本オペラ界の振興を願い、オペラの普及に努めています。
 当プロダクションは主宰の杉が2003年、新日鉄音楽賞特別賞を受賞した理由に、『私財を投じ、殆ど一人でオペラ公演を実施、新進歌手を育成した』とあるように、文化の普及振興に悪戦苦闘して来たにもかかわらず、経済の低迷が長引く中、有限会社即、営利会社と扱われることが多くなったので、2017年10月、有限会社であることを止めにしました。

オペラやコンサート、お手伝いします

ニュー・オペラ・プロダクション 代表 杉 理一

日本が経済大国と言われ始めた頃から各地に立派なホールが続々と建設されました。皆さんのお近くにもきっと素晴らしいホールがあることでしょう。しかし、そのホールは期待したほどに有効に使われているでしょうか。

文化活動は大都市に集中していて、それ以外の市町村では折角の立派なホールが余り有効に使われているとは言い難いのが現状ではないでしょうか。建物や設備は十分に生かして使われてこそ、その存在意義があると言うもの、ただ建てただけで有効に使われなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

一方、近年、音楽教育のレベルが上がり、優秀な演奏家、歌手達が続々と育っていますが、大都市では競争が激烈で飽和状態になり、折角の才能を持ちながら、その才能を十分に発揮する場も、更に技を磨く場も極端に少ないというのが現状です。

ニュー・オペラ・プロダクション(略称 NOP(ノップ))は、そのようなホールと演奏家、歌手の人達の仲立ちをして、芸術による心豊かな街づくりのお手伝いをすることを願って作った組織です。あなた方のお近くのホールで一日の疲れを癒し、ゆったりとした気分で美しい音楽にひたり、明日に向かって心をリフレッシュするコンサートやオペラを開いてみたいなあ、やってみたいなあとお思いになりませんか。

当プロダクションは可能な限り、その土地の歌手、演奏家、合唱、オーケストラ、スタッフを起用して、よそからの助っ人は必要最小限にとどめるべきだという信念に基づいて、お手伝いしてまいりました。

制作費が数十万円のコンサートから数百万円、数千万円のオペラまで、クラシック音楽に関わる催しなら、何でもご相談に応じます。このような高額の制作費、或いは予算額を聞くと、それだけで身が引けてしまう方もいますが、これだけの費用全額を初めから用意しなくてはならないということではありませんし、最終的に、その全額が赤字となり、負債となるのでもありません。入場料を取り、公的な助成金、協賛金を得れば、場合によっては、若干の利益をあげることも可能です。ただ、私どもは、このような文化事業が、多くの人々に与える感動、金額には置き換えられない心の豊かさをこそ願うので、そのお手伝いをすることを組織の目的としています。

日本各地の市民の皆さんがなさっているオペラや声楽コンサートの活動に力を貸して数々の実績を上げて来たニュー・オペラ・プロダクションが、皆さんのご相談に応じます。